飯塚翔太 200メートル準決勝進出ならず「悔いだけは残さないようにと…悔しい」予選1組6着

[ 2021年8月3日 11:19 ]

東京五輪第12日 陸上 男子200メートル予選 ( 2021年8月3日    国立競技場 )

レース後、悔しげな表情を見せた飯塚(AP)
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 陸上の男子200メートル予選が行われ、飯塚翔太(30=ミズノ)が予選1組で21秒02の6位。同日夜の準決勝進出を逃した。

 世界ランキング(45位)で資格が与えられ、3大会連続の五輪代表に。最近2年間は100メートルにも力を入れたことで見えたスタ―トダッシュの課題を200メートルにつなげてきた。また、「うまく脚が前に出なかった」としてこの冬は太腿前部を強化して本番に備えた。30歳。残りの競技人生を意識する年齢となる中、「初の予選突破をして、準決勝、決勝進出」と意気込んでたものの予選の壁は高かった。

 「5年かけてやってきて、悔いだけは残さないようにと動き出したんですけど。21秒かかってしまったので悔しいですね」と、肩を落とした飯塚。ゴール直後、首を振って目をつぶっていたが「自分が遅かったのが悔しい気持ちでいっぱいでした」と振り返っていた。

 ◆飯塚 翔太(いいづか・しょうた)1991年(平3)6月25日生まれ、静岡県御前崎市出身の29歳。小3で競技を始め、静岡・藤枝明誠高―中大―ミズノ。10年世界ジュニア選手権200メートル優勝。12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪出場。日本選手権200メートルは4度優勝。100メートルも10秒08の自己記録を持つ日本を代表するスプリンター。静岡名産の緑茶を飲むことが息抜き。1メートル85、80キロ。

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