白鵬はNOC関係者として柔道会場訪問か 組織委は中止や処分を「検討していない」

[ 2021年8月3日 13:05 ]

7月27日、東京五輪の柔道会場を訪れ、大野将平(右)と言葉を交わす大相撲の横綱白鵬関=日本武道館
Photo By 共同

 大相撲の横綱白鵬(宮城野部屋)が東京五輪柔道会場の日本武道館を訪れたことが発覚した件で、大会組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(SP)は3日、「組織委の関係者として会場にいたとの事実はない。NOC(各国・地域オリンピック委員会)関係者としてアクセスすることができる可能性はある。どういった立場でいたかは把握できていない」と話した。日本相撲協会は新型コロナウイルスのガイドラインで、協会員に不要不急の外出自粛を求めている。

 白鵬は男子73キロ級金メダリストの大野将平(旭化成)や国際柔道連携のマリウス・ビゼール会長と一緒に写真撮影したことが分かっている。組織委のコロナ対策規則集「プレーブック(PB)」では関係者も選手と2メートルの距離を保つ必要があり、高谷SPは「PBにおいてはソーシャル・ディスタンスルールを順守することが明示されている。会場にアクセスするなら順守いただきたい」と話した。しかし、注意喚起や処分の対象になるのかとの問いには「検討していない」と答えた。

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2021年8月3日のニュース