小平逆転Vの原動力は「若手をつぶすじゃないけど…」

[ 2018年12月2日 19:39 ]

男子ゴルフツアー・ゴルフ日本シリーズJTカップ最終日 ( 2018年12月2日    東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日>優勝トロフィーをかかげる小平智 (撮影・西川祐介)
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 逆転優勝を飾った小平の原動力は若手の壁になることだった。「気持ち的には後輩だったり、初優勝はさせたくないと思っていました。若手をつぶすじゃないですけど、初優勝しそうな若手をベテランが阻むという構図は大事だと思います。そうじゃないとレベル的にも上がってこない」と振り返った。

 今季は4月の米ツアー、RBCヘリテージで日本人5人目の優勝を飾ったものの、その後はスランプに陥った。海外勢に負けじと飛距離や高弾道のアイアンショットを追求しスイングを崩したのが原因だった。だが、キャディーの大溝雅教さんに「もっと適当にやれ」とアドバイスされ、飛距離を求めるのではなくショットの正確性で勝負することを決めた。

 「自分のゴルフで米国で優勝したので。曲がらない精度をもっと高めたり、アイアンのキレだったりアプローチのバリエーション、勝負どころのパットなどを全部底上げすればそこに近づいていくんじゃないかと思います」と話す。

 来季に向け「体づくりだったり、練習をもっとハードにして来年1年米国で闘えるような体づくりや技術を高めていきたい」と誓っていた。

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2018年12月2日のニュース