直後に逆転される 真凜 うれし涙一転「今すごく複雑な気持ち」

[ 2017年3月18日 21:18 ]

フィギュアスケート世界ジュニア選手権 ( 2017年3月18日    台北 )

フリーの演技を終え、会心の演技にうれし涙の本田真凜
Photo By AP

 SP、フリーとも自己ベストをマークしたものの、アリーナ・ザギトワ(14=ロシア)に及ばず2位となった本田真凜(15=関大中)。会心の演技にうれし涙を流した数分後に表情は一変した。

 自己ベストを大きく更新する201・60点に「キス・アンド・クライ」で思わず涙した本田。だが、自身の直後に演技したアリーナ・ザギトワ(14=ロシア)も完璧な演技で、本田を上回る208・60点をたたき出した。

 順位が決まり、「正直すごく悔しい気持ちもあるんですけど、でも今回やれることは全て出し切ってのこの結果なので今できることは全てできたんじゃないかなと思います」と心境を告白。「一瞬すごくうれしかったんですけど、すぐ何分か後に悔しい気持ちに変わって半分半分くらい」「今すごく複雑な気持ち」と続けた。

 早くも来季のSPの曲を決め、「楽しみな気持ちでいっぱい」と平昌五輪シーズンへの意欲も語ったが、ファンの応援に思いを募らせた時涙がこらえきれなくなった。「たくさんの方から応援していただいて。申し訳ない気持ちもあるんですけど、自分ができることはできたので。何ていうかわからないんですけど、この気持ちを大切にしたいなと思います」と声を詰まらせながら気丈に語った。

 「演技についての悔いはない」としながら、「200点を超えても負けは負けなので、順位に関してはすごく悔しい部分もある」と思いを吐露。シニアに参戦する来季へ向け「スケートを始めた時からの夢が五輪の金メダル。来季はそこを取っていくつもりで強気でいきたい」と意気込んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2017年3月18日のニュース