鬼の形相だった石浦「ここだと思った」

[ 2017年3月18日 20:11 ]

 大相撲春場所7日目で小兵・石浦が魅せた。錦木に低い体勢で頭をつけ、左前みつを取ると、焦らずに勝機をまった。その間、数秒。「ここだと思った」というタイミングで下手捻り決めると、錦木の体がバタッと落ちた。

 17日は今場所前から「勝ちます」と意識していた宇良との小兵対決で敗戦。「昨日がちょっと硬かったので、思い切り自由にやったろうと気持ちでいった」。仕切りでは鬼の形相で気合を高め、一番に集中した。

 立ち合いから終始攻めて、必死に相手を追った。「頭をつけて、我慢したのが良かった。いい相撲でした」。納得の勝利に頬を緩めたが、気は引き締まったままだ。白星が先行しても「勝っても負けても一日一日」と冷静だった。

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2017年3月18日のニュース