NFLぺイトリオッツ不正球使用疑惑 リーグがロッカー従業員から聴取

[ 2015年1月27日 15:31 ]

パスを投げるペイトリオッツのQBトム・ブレイディ (AP)

 米メディアは26日、米プロフットボール、NFLのペイトリオッツが試合で定められた空気圧を下回ったボールを使用していたという件に関して、リーグが同球団のロッカールーム従業員から事情を聴取していると報じた。

 NFLの試合では各チームが攻撃に使用するボールを12個ずつ用意することになっているが、ペイトリオッツは18日に行なわれたコルツとのアメリカン・フットボール・カンファレンス決勝(AFCC)において、空気が抜かれた11個の不正球を使用していたという疑いがかけられている。一方、対戦相手のコルツが用意したボールに不正はなかった。

 空気圧の低いボールは低気温や悪天候の試合で捕球しやすく、パス攻撃に有利といわれるが、その気象条件で行われたAFCCではペイトリオッツのQBブレイディが3TDパスを決め、45―7でコルツに勝利。しかし、直後に先述の不正球使用疑惑が浮上し、リーグが調査を続けていた。

 メディアによると、リーグが事情を聴取しているペイトリオッツのロッカールーム従業員はAFCC試合前に審判のロッカールームから試合球を袋に入れて持ち出だすと個室トイレに入り、そこから1分30秒間出てこなかったとのこと。また、その様子が防犯カメラにも映っているそうで、その間にボールの空気が抜かれた可能性が高いとしている。

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2015年1月27日のニュース