藍「10年ぶり以上」２ボールパター　かつての武器で打開図る

パターをかつての「２ボール」に戻し開幕戦に臨む宮里藍

　米女子ゴルフツアーの今季開幕戦、コーツ選手権は２８日、フロリダ州オカラのゴールデンオカラ・クラブで開幕する。宮里藍（２９＝サントリー）は２５日にアウト９ホールをラウンド。その後約１時間半、アプローチとパットを練習した。

　米ツアー参戦１０年目の宮里は「これだけ落ち着いてシーズンを迎えられるのも今までにない感覚。楽しみ」と笑った。

　開幕戦からパターを「１０年以上ぶり」にオデッセイの２ボールに戻す。オフに父・優さんが持っていたものを試したところ好感触で「アマで（０３年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子に）優勝した時も２ボール。その時の感覚って残っているものだなと。父が救世主に見えた」と投入を決めた。

　近年はパットに悩んでいたが、かつての武器で打開を図る。「自分のフィーリングを優先しながらやれば自信も戻ると思う」と前向きに話した。