内村 加藤とのワンツーは当然「日本が個人総合で一番強い」

[ 2013年10月4日 09:05 ]

体操世界選手権・男子個人総合で4連覇を達成し、金メダルを手にする内村。左は銀メダルの加藤、右は3位のハンブッヘン

体操世界選手権第4日

(10月3日 ベルギー・アントワープ)
 内村が圧倒的な力を見せつけて史上初の4連覇を果たした。決勝の全6種目で15点台をマークし、2位の加藤に2点差近くをつける合計91・990点の圧勝。通算3度優勝の女子のスベトラーナ・ホルキナ(ロシア)を抜き、個人総合優勝回数記録を塗り替えた。

 「予選と同様にミスが出なかったことが結果につながった」と振り返った内村。最後の鉄棒では次々と離れ技を決めたが、反省点は「挙げればきりがない」とどん欲な姿勢を見せた。初出場の加藤も銀メダルに輝き、05年大会以来3度目の日本勢ワン・ツーとなったが「日本が個人総合で一番強いと思っているので当然。美しい体操が評価されるとあらためて分かった」と話した。

 09、10、11年世界選手権、昨年のロンドン五輪に続き、これで5年連続の個人総合世界一。水鳥寿思監督も「しばらく負けそうにない」と太鼓判を押す。内村は27歳で迎える3年後のリオデジャネイロ五輪については「あまり考えていない。ゆっくり冬場にでも考えようと思う」と話した。

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