佳純がけん引!山口V「五輪と同じかそれ以上に緊張」

[ 2013年10月4日 06:00 ]

卓球成年女子の部で優勝し大喜びの山口県代表・石川佳純(右奥は東京都代表・阿部)

国民体育大会「スポーツ祭東京2013」

(10月3日 府中市・郷土の森総合体育館ほか)
 卓球の成年女子はロンドン五輪団体銀メダルの石川佳純(全農)が中心の山口が初制覇した。成年男子は5月の世界選手権個人戦代表の松平賢二(協和発酵キリン)健太(早大)兄弟のいる東京が決勝で青森に3―0で勝ち、2連覇を達成。サッカーの少年男子決勝は東京(選抜)が大阪(選抜)を1―0で下し3年ぶり6度目の優勝をした。女子決勝は宮城(選抜)が兵庫(選抜)を1―0で退けた。ラグビー少年男子決勝は東京(選抜)が大阪(選抜)を12―7で下し優勝した。

 相手の返球がネットに阻まれると、石川は「ヨー」と叫び、ジャンプして喜びを爆発させた。「五輪と同じか、それ以上に緊張した。うれしい気持ちでいっぱい」と振り返った。東京との決勝は第1試合を制した後、2勝1敗で勝てば優勝の4試合目に再び出番が訪れた。第2、3ゲームとリードを許す場面もあったが「分が悪い」という阿部(サンリツ)に対し、3―0で押し切った。一方、山口の少年女子でエントリーした妹の梨良は準決勝で埼玉に敗れて3位。観客席から姉に声援を送った梨良は「20年東京五輪が決まって絶対に出たい気持ちが高まった。姉妹そろって出られたらいいなと思う」と目標を掲げた。

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2013年10月4日のニュース