美しさへのこだわり…内村「これが体操だと世界に示せた」

[ 2013年10月4日 09:46 ]

体操世界選手権の男子個人総合で前人未踏の4連覇を達成、表彰台でガッツポーズする内村航平
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 ≪内村と一問一答≫

 ―4連覇を達成した。

 「予選同様ミスが出なかった。鉄棒が終わった瞬間、喜びが湧き出た。すごくうれしかった。(表彰台で)もう少し最後の鉄棒をしっかりできたんじゃないかな、とか反省していた。(反省点は)挙げればきりがない」

 ―ライバルは。

 「見てない。(加藤選手が2位と気付いたのは)最後ですね。自分のことで精いっぱい。凌平の演技は見ていなかった。凌平のことだから失敗しないだろうと、やってくれると思っていた」

 ―1、2位を占めた。

 「普通にやれば日本が個人総合で一番強いと思っているので当然。美しい体操が評価されるんだとあらためて分かった試合だった」

 ―技の難度を抑えて完成度で取った金メダル。

 「Dスコア(難度を示す演技価値点)を上げる傾向に世界がなっているが、体操は美しくなきゃいけない。いくらDスコアを上げても世界から評価されない。今回9点に近いEスコア(完成度を競う実施点)を結構取れた。これが体操だと世界に示せた」

 ―3年後のリオデジャネイロ五輪に向けて。

 「まだ終わったばかりだし、あまり考えていない。ゆっくり冬場にでも考えようと思う」(共同)

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