高校総体フェンシング選手ら食中毒と断定、発症27人に

[ 2013年8月8日 20:34 ]

 大分県は8日、全国高校総体(インターハイ)のフェンシングに出場した選手や監督らが体調不良を訴えていた問題で、宿泊先のホテルの食事による食中毒が原因と断定した。発症者数は鳥取、徳島、高知、福岡の4県7校の23人と、一般客4人の計27人に上ると明らかにした。

 大分県によると、27人は日田市の「天ケ瀬観光ホテル成天閣」に宿泊。5人とホテルの男性料理人の便から、病原性大腸菌が検出された。宿泊状況などから4日に提供された夕食が原因とみられる。

 当時、7校の55人と一般客23人がこの夕食を食べた。発症者27人は軽症で、全員快方に向かっているという。

 同ホテルによると、一般客の多くもフェンシングの応援のために宿泊していた。

 大分県は同ホテルの飲食施設に対し、8日から3日間の営業停止命令を出した。

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2013年8月8日のニュース