東京五輪招致をPR 被災地縦断リレーで猪瀬都知事ゴール

[ 2013年8月8日 06:00 ]

東日本大震災の被災地を走る縦断リレーで、最終ランナーとしてゴールする猪瀬直樹東京都知事(中央)。左端は宇宙飛行士の野口聡一さん=7日午後、東京都江東区

 スポーツの力で東日本大震災からの復興を後押ししようと、青森から被災地を走り、東京までたすきをつなぐイベント「未来(あした)への道 1000km縦断リレー」が7日、最終日を迎え、東京都の猪瀬直樹知事が最終ランナーとして江東区でゴールし、2020年夏季五輪の東京招致の意義をアピールした。

 親子ランナーら約100人と約1・7キロを走った猪瀬知事は、汗だくになってゴールテープを切ると「五輪が来たら被災地を聖火ランナーが走る。復興と五輪が重なり合う形で日本が一つになる」と訴えた。

 さらに「(五輪を通して)被災地を復興するという決意をもう一度日本全体のものにしたい。あと1カ月、ラストスパートだ」と力を込めた。

 青森県八戸市を7月25日にスタート。市民ら約700人が走ったり自転車に乗ったりして、太平洋沿岸部などを通る全145区間をリレー形式でつないだ。

 2020年の夏季五輪開催都市は、9月7日(日本時間8日)にアルゼンチンで行われる国際オリンピック委員会(IOC)の総会で決定する。

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