“さらサラ対決”へ　スイス合宿出発「とてもいい状態」

スイスへ向け出発する高梨

　ノルディックスキージャンプ女子の高梨沙羅（１６＝クラレ）が７日、夏シーズン最初の“さらサラ対決”に向けて出発した。

　女子日本代表はグランプリ（１４～１５日、フランス）に向けて成田空港から合宿地のスイスへ移動。先月２６日の個人第１戦では２位だった高梨だが、ノルウェー代表や最大のライバルであるサラ・ヘンドリクソン（１９＝米国）は不在だった。

　ヘンドリクソンは４日にユタで行われた全米選手権を制するなど上々の仕上がりで今大会に参戦予定。昨季Ｗ杯最終戦以来５カ月ぶりの直接対決となる。高梨も４日の大倉山サマージャンプでは１４１メートルの大ジャンプを見せて優勝。ソチ五輪までいよいよ半年を切り「ジャンプの内容はそこまでよくないけど、気持ち的にはとてもいい状態」と落ち着いた表情で語った。