ソチ五輪聖火、初の“宇宙リレー”若田飛行士と11月上旬出発

[ 2013年6月10日 22:24 ]

 ロシアで来年2月に始まるソチ冬季五輪の聖火が、日本の宇宙飛行士・若田光一さん(49)と共に11月上旬にも国際宇宙ステーションに向かう計画が固まった。日ロ双方の関係者が10日までに、共同通信に明らかにした。五輪聖火の“宇宙リレー”は初めて。

 若田さんは、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアの宇宙船ソユーズで国際宇宙ステーションに出発。米ロの飛行士も同行する。聖火は宇宙到着の数日後、若田さんらと交代で地球に戻るクルーが持ち帰る。どのような方法で聖火を宇宙でともすのかなどについては明らかにされていない。

 関係者の一人によると「聖火の宇宙行きはロシアの政権が実現に意欲を示していた」という。

 聖火は10月7日、ギリシャのアテネからモスクワに届き、約4カ月かけてロシア各地などを回る。北極点や東シベリアにある世界最深の湖バイカルの湖底も通る予定。(共同)

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2013年6月10日のニュース