臨時理事会開催を決定 全柔連、異例の報告書再提出で

[ 2013年6月10日 22:05 ]

 暴力指導問題などの不祥事に関する報告書の内容が不十分だったとし、内閣府の公益認定等委員会から異例の再報告を要求された全日本柔道連盟(全柔連)は10日、報告内容を協議する臨時理事会を開催することを決めた。11日の定例理事会とは別に、近日中に開く。

 全柔連の宇野博昌広報委員長によると5月30日付の報告書はA4判の用紙2枚で、全柔連事務局が作成。上村春樹会長と小野沢弘史専務理事が承認し、大半の理事には内容が知らされていなかったという。同委員長は「なぜこのような回答をしたのか非常に疑問だ」と述べた。

 公益委は報告書について、暴力指導などを告発した女子日本代表15人のうち実際に暴力を受けたのは「0~2人」と記されている点などを「曖昧な事実認識」と批判し、再報告要求を公表した。

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2013年6月10日のニュース