有村 12位で決勝ラウンドへ 最終日36ホールに挑む

[ 2013年6月10日 06:00 ]

第2ラウンド、9番でティーショットの行方を見つめる有村

USLPGAツアー 全米女子プロ選手権第3日

(6月8日 米ニューヨーク州ピッツフォード ローカストヒルCC=6534ヤード、パー72)
 有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)は通算1アンダーで首位と5打差の12位で決勝ラウンドに進出。最終日の第3ラウンドを終えて通算イーブンとした。宮里美香(23=NTTぷらら)は47位、宮里藍(27=サントリー)、上原彩子(29=モスフードサービス)は60位で予選通過したが、上田桃子(26=フリー)、片平光紀(23=フリー)は予選落ち。第2ラウンド終了時点でモーガン・プレッセル(25=米国)が首位に立った。

 雨で第1ラウンドが順延された影響で最終日は36ホールの過酷な戦い。有村は「タフなコンディションの中でプレーしなきゃいけない。集中してチャンスをものにしていけば、いいところにいける」と気持ちを高めて臨んだ。

 1番パー4は第2打をグリーン手前のラフに入れたが、1メートルに寄せてパー発進。3番パー4で第2打をバンカーに入れて1・5メートルのパーパットを外してボギーを叩いたものの、10番パー4で残り150ヤードの第2打をピン左手前4メートルに乗せてバーディーを奪い、通算1アンダーに戻した。17番でもバーディーを奪ったが最終ホールでダブルボギーを叩き通算イーブンで第3ラウンドを終えた。

 第2ラウンドはパットがさえずスコアを伸ばせなかった。ティーショットでフェアウエーを外したのは1度だけ。5番パー3ではピン右50センチに付けてバーディーにつなげるなどアイアンも切れていたが、バーディーチャンスを生かせない。3番で2メートルのバーディーパットがカップに蹴られ、4番は1・5メートルを外した。

 「このコースでチャンスにつけられているのは、いいゴルフができているということ。それを決めないと意味がない」と悔しがったが、上位を狙える位置。米ツアー初勝利、日本勢36年ぶりのメジャー制覇に向け25歳は長丁場の戦いに挑んだ。

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2013年6月10日のニュース