ハーフは男子が日野、女子は鈴木V さくらんぼマラソン

[ 2013年6月10日 06:00 ]

第12回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン男子ハーフの部を制した日野裕也と女子ハーフの部を制した鈴木絵里

 「第12回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」(スポニチ後援)は9日、山形県東根市の陸上自衛隊神町駐屯地を発着点とするコースに、1万2320人がエントリーして行われた。ハーフマラソン(21・0975キロ)男子は日野裕也(24=日新製薬)が1時間7分53秒で、同女子は鈴木絵里(29=能代山本陸協)が1時間19分32秒で初の総合優勝。ゲストランナーとしてDeNAランニングクラブ総監督の瀬古利彦氏(56)、世界陸上銅メダリストの千葉真子氏(36)、長野五輪スキー日本代表の荻原次晴氏(43)が参加し、大会を盛り上げた。

 <男子ハーフ 箱根経験者が逆転スパート>隣の天童市出身の日野が初出場初優勝を飾った。「人生で初めての優勝。気持ち良かったです」。残り4キロを過ぎて先頭に40メートル近く離されたが、驚異的なラストスパートで逆転した。11年の中央学院大4年時に箱根駅伝で8区に出場。現在は天童市の日新製薬に勤務し、毎日25キロを走っている。「この大会をきっかけにもっと頑張りたい」と今後の活躍を誓った。

 <女子ハーフ 初出場も独走逃げ吉>初出場の鈴木が「逃げ切りが自分のスタイル。一度も後ろを振り向かず走った」と独走でコースを駆け抜けた。世界陸上女子マラソン金メダリストの浅利純子らを輩出した秋田・花輪高出身。高校1、2年で全国高校駅伝1区を走り、現在は市民ランナーとして活躍している。2月の東京マラソンでは2時間48分台で走破。今大会でスポニチ盾と12月のホノルルマラソンの招待目録も獲得し、「40分を切りたい」と力を込めた。

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2013年6月10日のニュース