世界陸上 山県&桐生が初の代表、福島は3大会連続

[ 2013年6月10日 17:31 ]

世界陸上日本代表選手発表記者会見で、ポーズをとる(左から)飯塚翔太、岸本鷹幸、新谷仁美、海老原有希、山本聖途、佐藤悠基

 日本陸連は10日、東京都内で開いた理事会で、8月の世界選手権(モスクワ)代表に男子100メートルで9秒台突入が期待されるロンドン五輪代表の山県亮太(慶大)や17歳の桐生祥秀(京都・洛南高)を選び、発表した。ともに初めて同選手権に挑む。

 女子短距離の福島千里(北海道ハイテクAC)は3大会連続の代表に決定。男子ハンマー投げの前回覇者として出場権を持つ室伏広治(ミズノ)は出場の意思を明確にしていないが、日本選手最多の10度目(2005、09年は欠場)の代表に選ばれた。

 既に発表済みのマラソン、競歩と合わせ、代表は男子29、女子12の合計41人。男子1600メートルリレーに限り今後追加される可能性がある。

 女子400メートルリレーの派遣を見送った影響などで選手数は前回の50人から減少した。尾県貢専務理事は「非常に強力な若手も含まれている。若い選手を中心に素晴らしい活躍をすると期待している」と話した。

 10日発表の世界選手権代表は次の通り。

 【男子】短距離 山県亮太(慶大)桐生祥秀(京都・洛南高)飯塚翔太(中大)小林雄一(NTN)高瀬慧(富士通)藤光謙司(ゼンリン)金丸祐三(大塚製薬)▽長距離 佐藤悠基(日清食品グループ)大迫傑(早大)宇賀地強(コニカミノルタ)▽障害 岸本鷹幸(富士通)笛木靖宏(チームアイマ)安部孝駿(中京大)▽跳躍 山本聖途(中京大)沢野大地(富士通)荻田大樹(ミズノ)▽投てき 室伏広治(ミズノ)村上幸史(スズキ浜松AC)▽混成 右代啓祐(スズキ浜松AC)

 【女子】短距離 福島千里(北海道ハイテクAC)▽長距離 尾西美咲(積水化学)新谷仁美(ユニバーサルエンターテインメント)▽障害 紫村仁美(佐賀陸協)久保倉里美(新潟アルビレックス)▽跳躍 福本幸(甲南学園AC)▽投てき 海老原有希(スズキ浜松AC)

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2013年6月10日のニュース