福島 世界選手権出場に望み、女子200標準記録B突破

[ 2013年6月10日 06:00 ]

女子200メートルで優勝し、笑顔の福島

陸上日本選手権最終日

(6月9日 東京・味の素スタジアム)
 3大会連続の世界選手権出場に望みをつないだ。女子200メートルに出場した福島千里(24=北海道ハイテクAC)は参加標準記録B(23秒30)を突破する23秒25で制し、100メートルに続く2冠を達成。「本当に最低限(の結果)。目標は参加標準記録A(23秒05)だったので、これじゃまだまだ」と複雑な表情を見せた。

 スタートから全開だった。号砲への反応時間は驚異の0秒102。0秒100より早いとフライングと見なされるギリギリの反応で最高の飛び出しを見せると、直線に入っても減速しなかった。「100メートルのレースが200メートルにつながった。普通に走ればいいんだという気持ちで走った」。冬季練習もケガなくこなし「練習をこなせるようになったことが200メートルのプラス要素になったのかな」と分析した。

 男子短距離の桐生の活躍も刺激になっている。「桐生くんは凄い。私もメディアで取り上げてもらっているが、前よりも少ないかもというか、もっと頑張らないとなと思う」とライバル心をのぞかせた。モスクワでは納得のいく結果を出し、主役の座を奪い返す。

◆女子200メートル
(1)福島 千里(北海道ハイテクAC)23秒25
(2)渡辺 真弓(東邦銀行)24秒02
(3)田村 友紀(岩手大)24秒06
[世]ジョイナー(米国)21秒34
[日]福島 千里 22秒89
派遣標準記録 22秒62 A標準=23秒05、B標準=23秒30

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2013年6月10日のニュース