増地千代里氏が女子強化部長に　全柔連がポスト新設

全柔連の女子強化部長に起用される増地千代里氏

　全日本柔道連盟（全柔連）が女子強化部長のポストを新設し、バルセロナ五輪５６キロ級銅メダリストで筑波大女子コーチの増地千代里氏（４２）＝旧姓立野＝を起用することが１４日、関係者の話で分かった。強化委員会の副委員長も兼ねるという。

　また女子代表指導陣に、４月からフランスへ留学する五輪２連覇の谷本歩実氏が特別コーチとして加わる見込み。９月に英国研修を終えるアテネ五輪覇者の塚田真希氏は特別コーチから正式なコーチとなる。昨年のロンドン五輪銀メダリスト、杉本美香氏もコーチの候補に挙がっている。

　全柔連の斉藤仁強化委員長は女子代表監督として、田辺勝監督代行の昇格を１８日の理事会で提案する予定。同委員長は「女性監督は現時点で思い浮かばないが、われわれと監督の間に立つ女性が必要」と話し、女性指導者育成に力を入れる方針を示した。