連続金星配給に日馬仏頂面「まだ終わったわけじゃない」

連敗に厳しい表情の日馬富士

大相撲春場所４日目

（3月13日 ボディメーカーコロシアム）
　２日連続の金星配給に、日馬富士の表情は引きつったままだった。３日目の高安戦後はジョーク交じりに振り返るなど強がりを見せたが、この日の支度部屋では終始、仏頂面。「負けは負け。またあしたから一生懸命集中して頑張ります」と声を振り絞るのがやっとだった。

　立ち合いで強烈な左かちあげを食らって上体が起きた。体勢を立て直そうとした瞬間の引き落としに対応できず、あっさりと手をついてしまった。４日目にして白鵬と２差。５日目は難敵の妙義龍戦を迎える。会場を去る直前に「まだ終わったわけじゃないから」と自分に言い聞かせたが、２場所連続優勝に暗雲が立ち込めてきた。