柔道の吉村強化委員長 男女の両監督は続投の意向

[ 2012年10月21日 18:13 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)の吉村和郎強化委員長は21日、男女日本代表の監督人事について「(続投は)当然そうだ。私の気持ちが揺らぐことはない」と述べ、男子の篠原信一、女子の園田隆二両監督を続投させる意向を明らかにした。世界団体選手権(27、28日・ブラジル)に出発する成田空港で話した。

 11月に後任の強化委員長に就任する斉藤仁氏が同月上旬に新しい監督を発表するが、新設の強化担当理事に就任する吉村委員長の意向は強く影響することになる。

 ロンドン五輪の日本柔道は男女で金メダル1個と惨敗。史上初のゼロに終わった男子の篠原監督は吉村委員長の発言を受け「大変ありがたいが、斉藤先生がどう考えるか。まずは10月までの任期をしっかり頑張りたい」と話すにとどめた。女子の園田監督は以前から続投の意思を示している。

 全柔連の上村春樹会長は監督人事を現場に一任する考えで「大事なのは強化策を具体的なものにすることだ。斉藤にとってものすごい力仕事になる」と期待を込めた。

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2012年10月21日のニュース