43歳藤田 偉大な40代へ首位ガッチリ

[ 2012年10月21日 06:00 ]

6番、バーディーを奪い笑顔でキャディーにパターを手渡す藤田寛之

男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン第3日

(10月20日 千葉県千葉市 袖ケ浦カンツリークラブ袖ケ浦コース=7119ヤード、パー71)
 初日から首位を走る藤田寛之(43=葛城GC)が69とスコアを伸ばし通算8アンダーの205で、ドンファン(25=韓国)と並んでトップ。今季4勝目へ王手をかけた。1打差の3位に昨年優勝の谷口徹(44=フリー)ら3人。聖志(35=大和地所)、優作(32=フリー)の宮里兄弟が2打差の6位で追っている。 

 初日から首位を守っての完全優勝、今季4勝目へ、藤田が着実に歩んでいる。6アンダーでスタートし前半はショットが好調でピンチなし。2、6番で、ともにOKの距離につけてバーディーを奪う。後半は強くなった風にも苦しみ15番では、奥のカラーからパターで3打を要し、初のボギーを叩くが、次の16番パー5ですぐに取り戻す。「もう少し伸ばしたかったが、まあ2つ伸ばせたので」と不満な様子も見せたが、ドンファンと並びしっかり首位を守った。

 勝てば9月のANAオープンに続く今季4勝目で杉原輝雄、青木功、尾崎将司に続き4人目となる40歳以上の年間4勝。さらに40歳以降9勝目となり、金井清一と並ぶ歴代5位となる。もっとも藤田自身は目標の日本オープンで最終日に崩れた後遺症から「疲れもあるし、完全燃焼していない」と初日から言い続けている。

 首位から3打差まで9人、4打差なら18人と混戦模様に「これだけ詰まっていると必ずビッグスコアを出す人がいるので、自分も出さなくては」と語るが、今季3度ある最終日最終組はいずれも優勝と有利な材料もある。

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2012年10月21日のニュース