野口V宣言!思い出の名古屋でロンドン五輪決める

[ 2012年3月10日 06:00 ]

名古屋ウィメンズマラソンを前に、記者会見でポーズをとる(左から)野口みずき、渋井陽子、尾崎好美、赤羽有紀子、中里麗美、伊藤舞、キャサリン・ヌデレバ

 思い出の地で復権だ。ロンドン五輪女子マラソン代表の最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズは11日、ナゴヤドーム発着のコースで行われる。9日は名古屋市内で有力選手が会見し、04年アテネ五輪金メダリスト・野口みずき(33=シスメックス)は「ロンドンに懸けてやってきた。優勝を目指していきます」と力強く宣言した。

 今年から市民マラソンとして生まれ変わったが、野口は10年前の02年3月、名古屋国際時代に初マラソンでいきなり優勝。コースも当時と重複しているところがあり、「名古屋には縁がある。初心に戻ってチャレンジャーとしてやりたい」と力を込めた。

 08年北京五輪は左脚付け根を痛めて欠場し、1月29日の大阪国際も左太腿裏の炎症で回避。故障に泣き続けた女王が07年11月の東京国際以来、4年4カ月ぶりの42・195キロでよみがえる。

 ▽女子マラソン代表選考 選考レースは昨夏の世界選手権、11月の横浜国際、1月の大阪国際、あす11日の名古屋ウィメンズ。各大会の上位から、日本陸連が五輪で戦えると判断した3選手を選出する。世界選手権では、メダルを獲得し日本人最上位なら代表に内定したが、赤羽の5位が最高だった。現時点では大阪を2時間23分23秒で制した重友梨佐の代表入りが確実で、横浜優勝の木崎良子が有力。タイムと内容次第では今大会で2人選ばれる可能性もある。

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