体操の中野大輔が引退 けがで決意…指導者の道へ

[ 2012年3月10日 23:48 ]

 体操男子で2004年アテネ五輪団体総合金メダリストの中野大輔(29)=朝日生命=が10日、現役を引退したことを明らかにした。08年北京五輪代表の坂本功貴氏と一緒に体操教室を開設し、指導者の道に進む。

 中野は昨年9月の全日本社会人選手権で右膝の靱帯を断裂。「ロンドン五輪に向けて頑張ろうと思ったが、大けがをして引退を決意した。ずっと前から指導者の夢を持っていた」と話した。

 新潟県出身の中野は京都・洛南高を経て、九州共立大時代にアテネ五輪代表入り。同五輪では5位だった得意の平行棒のほか床運動、鉄棒で種目別決勝に進出した。05年末に古傷の右手首を手術してからは低迷し、北京五輪代表を逃した。

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2012年3月10日のニュース