渡部暁が今季4勝目!総合首位へ72点差迫った

[ 2012年3月10日 08:00 ]

今季4勝目を挙げ喜ぶ渡部暁斗(中央)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は9日、オスロで個人第22戦を行い、個人総合2位につける渡部暁斗(北野建設)が今季4勝目を挙げた。表彰台は今季9度目。

 総合首位のジェーソン・ラミーシャプイ(フランス)が23位に終わり、72点差に詰めた渡部暁は10日の最終戦で荻原健司以来17季ぶりの総合優勝を目指す。ラミーシャプイは9位以内に入れば総合3連覇が決まる。

 渡部暁は前半飛躍(HS106メートル、K点95メートル)で107メートルの最長不倒を飛び135・3点で1位。2位と20秒差でスタートした後半距離(10キロ)も安定した滑りでリードを守った。

 湊祐介(東京美装)は18位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は25位、加藤大平(サッポロノルディックク)は途中棄権した。

 ▼湊祐介の話 もう少し順位を上げたかったけど、風邪をひいてしまい体調が良くなかった。タフなコースだったので、3周目でばててしまった。

 ▼永井秀昭の話 雪質が重かったけど、今季最後の試合をまあまあの形で終えられた。次につながると思う。

 ▼加藤大平の話 前に追い付こうとスピードを上げたら、体調が悪くなった。10日も試合があるので棄権した。(共同)

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