綱獲り把瑠都、リラックス「楽しみな場所になります」

[ 2012年3月10日 06:00 ]

春場所に向け、最終調整を行う把瑠都

 日本相撲協会は9日、八百長問題の影響により2年ぶりの開催となる大相撲春場所(11日初日、大阪府立体育会館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。綱獲りに挑む大関・把瑠都(27=尾上部屋)は初日に新小結・臥牙丸(25=北の湖部屋)、2日目に嘉風(29=尾車部屋)と対戦。また、初場所に右膝を痛めて途中休場した十両・阿夢露が休場する。

 初の綱獲り場所を迎える把瑠都はこの日、大阪府大東市内の尾上部屋で最終調整を終えた。初日の相手が自身より20キロ以上も重い、210キロの臥牙丸になったことを聞くと「体が大きいので押しが強い。最初の対戦(昨年秋場所)で負けて“自分は突き放しがうまいと思っていたけど、まだまだだな”と思った。自分の相撲を取りたい」と話した。

 鏡山審判部長(元関脇・多賀竜)は昇進の条件について「連続優勝」とあらためて明言。内容ある優勝が求められるが、大関は「初日から3日目が大事。楽しみな場所になります」と、口笛を吹きながら取材を切り上げるなどリラックスしていた。

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2012年3月10日のニュース