今季現役に復帰した上村が5年ぶりに優勝!

[ 2012年3月10日 18:18 ]

女子モーグルで5年ぶり7度目の優勝を果たし、笑顔を見せる上村愛子

 フリースタイルスキーの全日本選手権は10日、福島県猪苗代町のリステルパークでモーグルを行い、女子は今季現役に復帰した32歳の上村愛子(北野建設)が21・31点で5年ぶり7度目の優勝を果たした。悪天候のため決勝を実施できず、予選の結果で順位を決めた。伊藤あづさ(サンガリア)が16・38点で2位、市村美樹(富山・雄山高)が16・19点で3位に入った。里谷多英(フジテレビ)は出場しなかった。男子モーグルは悪天候のため予選を終了できず、中止となった。11日はデュアルモーグルを行う。

 表彰台の頂点で復帰シーズンを締めくくった上村は「自分らしい滑りができた」と満足そうだった。「コブに負けないように強い気持ちで滑った」と果敢に加速した。タイムは2番手を3秒以上引き離し、流れるようなターン、エアの点数もトップだった。W杯遠征組が不在の中、群を抜いたスピードと技術を見せた。それでも「点数はまだまだだし、もっと滑り込んで体力をつけないといけない」と引き締まった表情でさらなる進化を誓った。

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2012年3月10日のニュース