ジャンプ台記録で逆転…伊東大貴、今季W杯4勝目

[ 2012年3月10日 06:00 ]

個人23戦で今季4勝目を挙げた伊東

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は8日、ノルウェーのトロンヘイムで個人第23戦(HS140メートル、K点123メートル)を行い、伊東大貴(26=雪印メグミルク)が合計295・1点で、4日の個人第22戦に続き今季4勝目を挙げた。表彰台は4戦連続の9度目で、個人総合争いで4位に浮上した。伊東は1回目に137・5メートルで2位につけると、2回目にはジャンプ台記録となる141メートルを飛び逆転。日本男子のW杯個人通算60勝目をあげた。葛西紀明(土屋ホーム)が24位、竹内択(北野建設)は25位だった。

 4日前の海外初勝利で殻を一つ破った伊東の勢いが止まらない。2回目にジャンプ台記録更新のおまけもついて逆転V。「気持ち良かった。いいジャンプをすれば勝てるチャンスはあると思っていた」と充実感があふれる表情で話した。1回目を2位につけ、踏み切りのタイミングをより合わせた2回目はスムーズに空中の浮力を捉え、141メートルまで伸ばした。連勝を含めW杯で4戦連続の表彰台だが「次もしっかり準備する」と油断はなかった。

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