ラグビー復興支援試合 団結示すTシャツ販売も

[ 2011年6月26日 19:47 ]

 東日本大震災復興支援のラグビー慈善試合、日本代表―トップリーグ選抜が26日、東京・秩父宮ラグビー場で行われた。熱のこもった試合の前後に、両チームの選手たちが来場者へさまざまな形で支援を呼び掛けた。

 宮城県気仙沼市の実家を津波で流された日本代表プロップ畠山健介選手(25)=サントリー=が図柄を考案したTシャツが販売された。背中には、ラグビー界で団結を表す言葉「ONE FOR ALL・ALL FOR ONE(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」が入った。

 ラグビー場前の広場ではメロンやスイカなど安全性の確認された被災地の果物の試食を選手が勧めた。岩手産ホウレンソウや福島産サクランボなどJA全農が用意した野菜、果物は完売した。

 慈善試合で使用したスパイクなどのオークションも行われ、匿名のファンから日本ラグビー協会に寄付されたニュージーランド代表オールブラックスのリッチー・マコウ主将らのサイン入りジャージーが15万円の値を付けた。

 日本協会の森喜朗会長は「まだまだ機会をつくって被災地を励ましたい」と話した。

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2011年6月26日のニュース