土居16強ならず…女子最速強打にストレート負け

[ 2011年6月26日 06:00 ]

女子シングルス3回戦でザビーネ・リシキ(左)に敗れた土居美咲

ウィンブルドン選手権第6日

(6月25日 英ロンドン・オールイングランドクラブ)
 女子シングルス3回戦で初出場の土居美咲(20=ミキハウス)が世界ランク62位のザビーネ・リシキ(21=ドイツ)に4―6、2―6で敗れた。これで日本勢のシングルスは全員姿を消した。

 1メートル59の小柄なサウスポーの快進撃は3回戦で止まった。予選から勝ち上がった土居は全仏王者の李娜を下したリシキの強打にストレート負け。最後はバックハンドがネットにかかって、日本勢では06年のこの大会の杉山愛以来となる4大大会16強進出は逃した。

 リシキは男子顔負けの強力サーブを誇る。今大会では女子最高の時速199・5キロを計測した。「しっかり準備して対応したい」。第1セットの4―5で迎えた第10ゲーム。3本のブレークポイントを握ったが、スピードを落としたサーブでリズムを崩され最大のチャンスを逃した。このセットを先取されると、第2セットも押し切られた。

 今大会は1回戦で第30シードのマテックサンズ、2回戦で08年大会4強の鄭潔を下した。最後は2週間前のエイゴン・クラシックを制したリシキに力負けしたが、強豪に2連勝して、世界で戦える自信をつかんだ。

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