吉田 男子との練習歓迎「プラスになる」

[ 2011年6月26日 06:00 ]

強化合宿で男子大学生とスパーリングを行う吉田沙保里。左奥は栄和人・女子強化委員長

 レスリングの世界選手権(9月、イスタンブール)女子代表の強化合宿が25日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで公開された。

 5月の第1回合宿から代表合宿では初めて男子のスパーリングパートナーが合流。男子との練習はほとんど未経験という55キロ級の吉田沙保里(27=綜合警備保障)は「瞬発力とか女子とは違うレベルなので、外国人選手対策にはプラスになる」と歓迎した。発案者の日本協会・高田裕司専務理事は「国内で女子相手にいつも上になってるんじゃなくて、下にされて(レスリングを)やるのも必要」と話し、来年のロンドン五輪まで続ける考えを明かした。

 ◆決定 日本レスリング協会は理事会を開き、代表が未定だった世界選手権女子51キロ級に志土地希果(しどち・まれか、19=至学館大)、同67キロ級に井上佳子(23=クリナップ)を派遣することを承認。また、ドーピング違反が発覚したグレコローマン96キロ級の北村克哉(25=ドン・キホーテ)を2年間の試合出場資格停止とし、世界選手権の同級代表は来月13日に3選手によるプレーオフで決定することも決めた。

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2011年6月26日のニュース