桃子上機嫌 ノーボギー69で10位浮上!

[ 2011年6月26日 06:00 ]

第2ラウンド、通算3アンダーで10位に浮上した上田桃子

USLPGAツアー第56回全米女子プロ選手権第2日

(6月24日 米ニューヨーク州ピッツフォード・ローカストヒルCC=6534ヤード、パー72)
 初日32位の上田桃子(25=フリー)がボギーなしの69をマークして、通算3アンダーで首位と5打差の10位に浮上した。70で回ったヤニ・ツェン(22=台湾)が通算8アンダーで首位をキープした。

 序盤の上田はドライバーショットを大きく曲げ何度も顔をしかめていた。分岐点は10番のティーショット。「肩が回ってないかも」と気づいて修正すると、「ようやく思った球筋が出た」と会心の当たりが飛び出した。その後はショットがピンに絡み始め、13番で2メートル、17番で3メートルにつけ、順位も10位まで上げた。

 ボギーを一つも叩かず、昨年のクラフト・ナビスコ選手権3日目以来、自身5度目となるメジャーでの60台。「メジャーでの60台は凄くいい」と上機嫌だった。昨年のこの大会と、一昨年に同じコースで開催された試合でも予選落ちを喫しており、コースとの相性は良くなかった。しかし、不調脱出のために昨年から取り組んでいるスイング改造で、ドローの球筋がストレートに近くなってきた。「苦手だったホールも戦いやすくなってる」と手応えをのぞかせる。

 感情の起伏が激しく、メジャーに意気込むタイプでもあるため、今大会の目標は冷静さを保つことだ。「セーフティーな攻め方をしてるけど、それがメジャーの戦い方。残り2日間も気持ちを一定にして戦いたい」と静かに熱く闘志を燃やす。

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2011年6月26日のニュース