藍 浮上できず予選落ち「我慢するシーズンもある」

[ 2011年6月26日 06:00 ]

通算4オーバーで予選落ちし、記者の質問に答える宮里藍

USLPGAツアー第56回全米女子プロ選手権第2日

(6月24日 米ニューヨーク州ピッツフォード・ローカストヒルCC=6534ヤード、パー72)
 初のメジャー制覇を狙った宮里藍(26=サントリー)は1バーディー、2ボギーの73とスコアを落とし、通算4オーバーの92位で予選落ちした。

 宮里は見せ場をつくれぬまま、静かに2日間で大会から姿を消した。「我慢してパーを重ねていたけど、パットが入らないとスコアにならない」。後半の2番で3メートル、4番でカラーからの2・5メートルのチャンスを外すなど、浮上のきっかけをつかめなかった。

 初日にショットが乱れた反省から下半身の使い方を意識し、パーオン率は38・9%から66・7%に改善。しかし、パット数は27から31に増えて「プレーがかみ合わなかった」と嘆いた。ホールアウト後、クラブハウスに20分ほどこもった宮里の目は赤く腫れていた。優勝のないまま苦闘が続く今季だけに「調子は悪くない。長くやれば我慢するシーズンもある」と自分に言い聞かせた。

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2011年6月26日のニュース