大和田 祖母にささげる白星

[ 2011年5月8日 19:15 ]

大相撲技量審査場所初日

(5月8日 両国国技館)
 東日本大震災で岩手県陸前高田市の祖母といとこを亡くした東序二段36枚目、大和田(宮城野部屋)が白星を挙げた。「おばあちゃん、いとこはきっと見てくれている。絶対に勝たなくちゃいけなかった」と目を潤ませた。

 横綱白鵬の付け人を務める27歳。相手の寄りを懸命にこらえ、右小手投げで逆転勝ちした。「意地だけで残った。情けない相撲だけは取れなかった」と話す。出身地の埼玉県に住む家族と場所後に陸前高田市へ出向き、祖母らの墓前に手を合わせるという。

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2011年5月8日のニュース