苦労人の井上、長谷川組が初優勝

[ 2011年5月8日 18:53 ]

 ビーチバレーの国内ツアー開幕戦、東京オープン最終日は8日、東京都お台場海浜公園で行われ、男子決勝は昨年の広州アジア大会代表の井上真弥、長谷川徳海組(フリー)が、西村晃一、ケーシー・パターソン組(WINDS)を2―1で破り、結成2年目でツアー初優勝を果たした。女子決勝は金田洋世、村上めぐみ組(上越マリンブリーズ)が田中姿子(エコ計画)溝江明香(産業能率大)組にストレート勝ちした。

 昨季は何度も2位になりながら、一度も頂点に届かなかった男子の井上、長谷川組が悲願の初優勝。粘り強いレシーブが光った井上と強打を誇る長谷川の平均身長は180センチあまり。長谷川は「国内でも小さい方。小さくても勝てると証明したかった」と誇った。

 ともに大学卒業後にビーチバレーに本格転向。昨年まで井上はごみ収集、長谷川はゲームセンターの深夜店員で生計を立てたという。いまもスポンサーはなく、苦労して稼いだお金で今季はワールドツアーに出る。井上は「勝ち続けたい」と気合を入れた。

続きを表示

2011年5月8日のニュース