女子単は厳しいブロック…愛ちゃん「組み合わせは運」

[ 2011年5月8日 23:44 ]

 卓球の世界選手権個人戦は8日、オランダのロッテルダムで開幕し、予選が始まった。本戦から出場の日本代表は、9日(日本時間10日午前2時45分開始予定)の混合ダブルス1回戦に岸川聖也(スヴェンソン)福原愛(ANA)組などが登場する。日本代表は8日、練習会場で調整し、女子の福原と平野早矢香(ミキハウス)はシングルスで対戦が予想されるカット打ちの選手への対策を重点的に行った。男子の水谷隼(明大)は欧州選手と実戦並みの打ち合いで汗を流した。来年のロンドン五輪出場権が懸かるシングルスは10日に1回戦を行い、男子は第7シードの水谷ら6人、女子は第7シードの福原、石川佳純(IMG)、平野ら7人が出場する。

 五輪出場権が懸かる女子シングルスで福原、石川、平野の組み合わせは厳しいものとなった。第7シードの福原が3回戦で当たる可能性が高いカット打ち選手の范瑛(中国)は3月のプロツアーで完敗した相手。福原は「しょうがない。組み合わせは運なので」と話し、カット対策に余念がなかった。

 平野は4回戦で福原または范瑛、石川は4回戦で第3シードの丁寧(中国)と対戦するブロック。大会後の世界ランキングでシングルスの五輪出場権が決まるが、日本女子の村上監督は「五輪出場権の行方は最後の最後まで分からない」と話した。(共同)

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2011年5月8日のニュース