遼、6差8位発進「セベにも憧れてやってきた」

[ 2011年5月8日 06:00 ]

ホールアウトした石川(右奥)は佐藤浩市(左から3人目)ら同伴競技者と握手を交わす

ザ・レジェンド・チャリティープロアマ・トーナメント第1日

(5月7日 千葉・麻倉ゴルフ倶楽部=プロ6969ヤード、シニア、アマ6505ヤード、パー72)
 石川遼(19=パナソニック)は5バーディー、2ボギーの69で回り、28人が出場するプロの部で首位と6打差の8位スタートとなった。高見和宏(51=フリー)が9バーディーの63をマークして単独トップに立った。今大会はプロ、著名人56人とアマチュア56人が参加し、2日間で争われる。

 チャリティーマッチとはいえ石川は本気モードだった。練習場に直行。会見の前にスイングをチェックし、球を打ち込んだ。序盤はショットが乱れたが、後半のインで3バーディー。「後半にスイングが良くなったのでその確認。あしたは最初からエンジン全開でいきたい」と話した。

 会場にはバレステロス氏の悲報が駆けめぐった。石川も「タイガーに憧れるのと同じようにセベにも憧れてここまでやってきた。林の中や隣のホールからグリーンに乗せるといった伝説も聞いていた」と話した。

 09年のロイヤル・トロフィーでは欧州チームの主将にバレステロス氏が決まっていたが、体調不良で欠場。「お会いすることができなかったのが心残り」という。07年に15歳8カ月で達成した国内ツアー優勝はバレステロス氏の20歳7カ月を更新する最年少記録だった。「偉大な方の記録を破ったのは一生の誇り」。6打差で臨む最終日はセベ同様ファンを魅了するプレーを目指す。

 ▼1位高見和宏 プライベート以外では最高のスコア。ぶっつけ本番だったけど、パターが良く入った。(ボギーなしの9バーディー)

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2011年5月8日のニュース