慶大 主力4選手欠いても4戦全勝

[ 2010年10月25日 06:00 ]

<慶大・筑波大>後半23分、ダメ押しとなるトライを決め喜ぶ慶大・古岡(左から2人目)

 関東大学ラグビー対抗戦グループは4試合を行い、慶大はCTB竹本竜太郎主将ら主力4選手を欠きながら筑波大に19―15で競り勝ち、4戦全勝とした。早大、帝京大、明大もそれぞれ大勝し4戦全勝。上位4チームが4位以内を確定し大学選手権(12月19日開幕)出場を決めた。次節は11月3日に秩父宮で早大―帝京大、慶大―明大戦の2試合が行われる。

 慶大は竹本主将、No・8小沢副将、東芝入社内定のCTB増田、フッカー金子が故障のため欠場した。ゲーム主将を務めたSO和田は「悔しい思いをしている彼らのために出られるやつが体を張ろう」と奮起。低くて突き刺さる“魂のタックル”と素早い展開で3トライを奪い、早大、帝京大、明大と好勝負を演じた筑波大に競り勝った。11月3日の慶明戦には小沢副将と増田が復帰予定。よりベストに近い陣容でメイジ撃破に臨む。

 <明大 立大に圧勝>FWが力強く突進すればBKも自在に走り回り、昨季は24―5と苦戦した立大に71-3で圧勝した。就任2年目の吉田監督も「山を一歩一歩登って、山頂に近づいてきた。去年からの指導の成果が出つつある」と明るい表情。次は03年を最後に勝利のない慶大戦。17日にOBで元日本代表の元木由記雄氏の講演会を全部員で聴いて刺激を受けたNo・8杉本主将は「すべての面で自信がある。明治らしくFWで圧倒したい」と鼻息が荒かった。

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2010年10月25日のニュース