美香 自己最高タイ3位…Vには「もう少し」

[ 2010年10月25日 06:00 ]

最終ラウンド、通算6アンダーで3位に入った宮里美香

 USLPGAツアーサイム・ダービー・マレーシア最終日は24日、マレーシア・クアラルンプール クアラルンプール・ゴルフ&カントリークラブ(6208ヤード、パー71)で行われ、米ツアー初勝利を目指して首位と2打差の4位で出た宮里美香(21=フリー)は4バーディー、2ボギーの69で回り、通算6アンダーで、9月のP&Gアーカンソー選手権に並ぶ自己最高の3位に入った。世界ランキング1位の宮里藍(25=サントリー)は69と踏ん張り、通算2オーバーの28位、上田桃子(24=ソニー)は74と振るわずに通算5オーバーで41位だった。65を出したカン・ジミン(30=韓国)が通算9アンダーで逆転し、5年ぶりの2勝目を挙げた。

 最終日の後半9ホールまで優勝争いに加わり、自己最高成績に並んだものの、米ツアー初制覇はならなかった。「後半でもう少し伸ばしたかった。でも最終日にアンダーで回れたのは大きい」と話す宮里美の表情には悔しさと、充実感が入り交じっていた。

 前半で1つ伸ばして13番でもバーディー。その時点でトップと1打差に迫った。だが、14番パー4が痛かった。3番ウッドの第1打を池に入れてボギーとし、これで勢いが止まった。

 17番でバーディーを取って粘り、成長の跡も示した。これまでの優勝争いと精神的に違ったという。日本女子オープンでプロ初勝利を収めたことで「気持ちが楽というか、緊張しなかった」と明かした。米ツアーでは3戦連続のトップ10フィニッシュ。「米ツアーで勝つには爆発力が必要。でも、もう少しだと思う」。米ツアー初優勝に着実に近づいている。

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2010年10月25日のニュース