内村 さわやか笑顔で平行棒で銅メダル!

[ 2010年10月25日 06:00 ]

男子種目別の平行棒で銅メダルを獲得し、声援に応える内村航平

 体操世界選手権最終日は男女種目別決勝の後半5種目が24日にオランダ・ロッテルダムで行われ、平行棒で、個人総合王者の内村航平(21=日体大)は15・500点で銅メダルを獲得した。団体総合、種目別床運動の銀と合わせて今大会4つ目のメダル獲得となった。植松鉱治(24=コナミ)は15・233点の5位だった。植松は予選2位で期待された鉄棒でも14・000点の8位に終わった。

 内村は揺らぎそうな両足を、必死でこらえた。最後の着地を決めると、力強く右手を突き上げ、今大会最後の演技をさわやかな笑顔で締めくくった。トップバッターでいきなり15・500点の高得点。中国の2選手に抜かれたものの、メダル圏内を最後までキープした。
 「平行棒でメダルを獲れると思っていなかったので、うれしい。着地を決めた人が3位に食い込むと思っていた。着地が決まって満足している」
 平行棒はつり輪とともに、故障を抱える左肩に痛みが出る種目。それでもたぐいまれなバランス感覚で美しい倒立姿勢を決め、技の出来栄えを示す演技実施点で9・1000点とハイスコアをマークした。団体総合の銀、個人総合の金、そして種目別で初メダルとなった前日の床運動の銀に続く4日連続の表彰台となった。

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2010年10月25日のニュース