白鵬 比叡山延暦寺参拝!「調息」で69連勝だ

[ 2010年10月25日 06:00 ]

比叡山延暦寺の半田孝淳天台座主(中央)から「調息」という言葉を贈られた白鵬(右)。左は九重巡業部長。

 横綱・白鵬(25)が24日、滋賀県大津市で行われた巡業後に横綱として初めて比叡山延暦寺を参拝した。

 関係者と交流のある九重巡業部長(元横綱・千代の富士)を通じ誘われたもので、256代目住職の半田孝淳(こうじゅん)座主から直筆で「調息」(ちょうそく=息を整える)と書かれた言葉を贈呈された。半田座主は「相手と呼吸を合わせることで人と人の調和は豊かになる。呼吸が合わないと立ち合えない」と説明。九州場所で双葉山の69連勝を狙う白鵬は「あうんの呼吸という意味では、まさしく来場所につながる言葉」と感激していた。

 ≪稀勢の里 手応え十分「山稽古」≫稀勢の里が嘉風と約40分間に及ぶ熱気あふれる稽古に励んだ。巡業会場内の土俵ではなく、支度部屋近くの広場に土俵を描いて稽古する通称「山稽古」と呼ばれるスタイルだったが、「いい稽古になった」と手応え十分。秋場所は7勝8敗と波に乗れなかったが気持ちは吹っ切れたという。「圧力を生かした相撲。自分にはこれしかない。巡業で力をつけていかないと」。自身の持ち味を再確認して出直しを誓っていた。

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2010年10月25日のニュース