「御免札」は立てられたが…恒例行事は見送り続々

[ 2010年6月24日 06:00 ]

名古屋場所を前に、愛知県体育館に立てられた御免札

 【大相撲 賭博問題】名古屋場所を告知する御免札が23日、会場となる愛知県体育館の入り口に立てられた。

 「蒙御免」(ごめんこうむる)と墨で書かれた高さ約4メートルの木札。開催の可否は7月4日に決まるが、名古屋場所担当部長の二所ノ関親方(元関脇・金剛)は「われわれは開催できることを信じて準備するだけ」と話した。また、昨年の名古屋場所で暴力団幹部らが特別席の「維持員席」で観戦していた問題を受け「入り口に監視カメラをつけるとか、場内放送でアナウンスする」と対策を明らかにした。
 この日は名古屋市内で懇親会の「御免祝い」が開かれ、約90人が集まった。しかし、暴力団観戦問題の影響で維持員の懇親会は中止。場所前恒例だった琴光喜の地元新聞社訪問や名古屋場所担当親方らの中日戦観戦も「ふさわしくない」と見送られた。出席した会社社長の男性(68)は「名古屋場所をやるも地獄、やらぬも地獄だな」と顔をしかめた。

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2010年6月24日のニュース