遼くん 後半スコア伸ばし20位発進

[ 2010年6月24日 16:06 ]

第1日、2アンダーで20位の石川遼

 ミズノ・オープンよみうりクラシック第1日(24日・兵庫県よみうりCC=7230ヤード、パー72)ボギーなしの6バーディーで回った谷口徹が、6アンダーの66で単独首位に立った。石川遼は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの内容で2アンダーの20位。首位と1打差の2位に54歳の倉本昌弘や、横尾要ら4人が並んだ。63歳の尾崎将司がさらに1打差の6位と好発進した。池田勇太は1アンダーの31位で、藤田寛之はイーブンパーの45位と出遅れた。

 石川の前回大会最終日はOBあり、チップインイーグルありと派手な内容で優勝を飾った。この日のプレーも激しい出入り。昨年を思い起こさせるラウンドだった。
 インスタートの前半は11番で50センチのパットを沈めた後、12番はバンカーから22ヤードを直接カップインさせて連続バーディーを奪った。一気に首位争いに加わる勢いだったが、18番で第1打を右にOB。ダブルボギーで後退してしまった。
 それでも後半に3バーディー、1ボギーで巻き返し、2日目以降に楽しみをつないだ。「自分のゴルフの基本」とするドライバーで出したOBのミスには「決して悔やまない」と言った。
 前週の全米オープンではフェアウエーキープを重視したため「1度もドライバーを気持ち良く振れなかった」と話す。この日は再三、持ち前の高い弾道のビッグドライブを披露し「もう少しウエッジの距離感が良ければ、もっとバーディーが取れた」と、いつものスタイルを取り戻した。
 ドライバーショットをできるだけ遠くに飛ばし、短いクラブでピンを攻める「理想のゴルフ」ができれば、首位との4打差は決して大きなものではない。

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2010年6月24日のニュース