2時間半→4時間20分…北の湖部屋、稽古が長~い

[ 2010年6月6日 06:00 ]

本格始動した北の湖部屋

 木瀬部屋の力士27人らを受け入れた北の湖部屋が5日、東京都江東区の同部屋で本格始動した。

 所属力士が角界最多46人の大所帯となったため、普段なら2時間半で終わる稽古は午前7時から同11時20分までの4時間20分に及んだ。時間短縮のため「待ったなし」稽古を取り入れたものの、申し合いの数は346番に上り、ノルマだった1人30番をクリアしたのは31番の鳰(にお)の湖だけ。限られた時間内では稽古量に差が出てしまうほか、午前5時から準備運動を始めた番付下位の力士は6時間以上も稽古場にいるはめになった。
 師匠の北の湖親方(元横綱)も「初日だから慣れていない面もあったが、少し長かった。力士も中だるみをしてしまうから対策を考えないといけない」と苦笑い。「あと20~30分は開始時間を早めた方がいいかも」と改善点を指摘した。30番を超えた力士から稽古を切り上げたり、蹲踞(そんきょ)なしで稽古する方法も検討されている。

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2010年6月6日のニュース