全日本実業団体 新日鉄が10年ぶりV

[ 2010年6月6日 17:44 ]

 柔道の全日本実業団体対抗大会最終日は6日、東京武道館で行われ、5人制で争う男子1部は、全日本選手権王者で9月の世界選手権(東京)100キロ超級代表の高橋和彦を擁する新日鉄が10年ぶり30度目の優勝を果たした。新日鉄は2連覇を目指す日本中央競馬会との決勝で1―1の同点。優勝を決める代表戦で高橋が世界選手権無差別級代表の立山広喜に試合終了間際、合わせ技で一本勝ちした。

 高橋が全日本王者の意地で、新日鉄を10年ぶりの優勝へ導いた。
 同点で迎えた決勝の代表戦は、4月の全日本選手権決勝の再現となった。立山にポイントでリードされたが、払い巻き込みから抑え込んでの逆転勝ち。「団体戦だけど戦うのは一人。個人戦のつもりでぶつかった」と興奮した表情で話した。
 5月下旬にはグランドスラム・リオデジャネイロ大会で優勝。波に乗る25歳は「海外遠征もあり、練習が全然できていなかった。自分は練習でここまでやってきた選手」と話し、7日から男子日本代表合宿が行われる奈良県天理市へ向かった。

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2010年6月6日のニュース