北の湖前理事長 笑顔で理事長室を去る

[ 2008年9月8日 22:43 ]

 8日に引責辞任した日本相撲協会の北の湖前理事長(元横綱)は、辞任会見終了から約2時間後、笑顔を見せながら相撲協会を後にした。

 6年前から慣れ親しんだ両国国技館内の理事長室。辞任決定後から北の湖部屋の力士数人が荷物整理を始める。何冊もの書物、大きな額縁が次々と迎えの車に運び込まれた。「こんなに荷物があったのかなあ」と言う北の湖前理事長は「辞めてホッとしている。でもわたしは13歳からこの世界に入り、ここで育てられた。今後も恩返ししていこうと思う。自分としても努力していきたい」。いつになく冗舌で、すっきりとした笑顔。多くの荷物とともに、肩の荷も下りたようだった。

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2008年9月8日のニュース