大麻吸引は確定的 警視庁が付け人らも聴取へ 

[ 2008年9月8日 11:57 ]

政治家も同じ?町村官房長官「力士は自覚持て」

 ロシア出身の幕内力士露鵬(28)と十両白露山(26)が専門の検査機関の検査で大麻の陽性反応を示したことを受け、警視庁は2人の大麻吸引は確定的との見方を固めている。ただ、大麻の吸引だけでは犯罪に当たらず、警視庁は本人のほか付け人など部屋関係者らからの聴取を進め、2人の大麻所持が立件できないか捜査を進める。
 検査を行った三菱化学メディエンスは、世界反ドーピング機関(WADA)の認定を受けている世界34機関の一つ。警視庁も信用性は極めて高いとみている。
 大麻吸引者の近くにいることで吸い込む副流煙では出ないほどの数値が出ているといい、露鵬が主張する痛み止めの薬とは異なる成分が検出されている。
 ドーピング検査では、2つの検体を用意。本人が要求すればさらにB検体の検査が必要となる。北の湖理事長と弟子の白露山は、B検体について警視庁の科学捜査研究所で大麻検出のみに絞った検査を希望しているというが、警視庁は吸引の証拠としては結果が出ているA検体の検査だけでも十分とみている。
 今後、捜査資料としてB検体の任意提出を受ければ、鑑定する可能性はあるという。

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2008年9月8日のニュース