朝原が今季限りで引退 指導者目指す

[ 2008年9月8日 16:06 ]

記者会見で今季限りでの現役引退を表明する朝原宣治

 北京五輪の陸上男子四百メートルリレーで銅メダルを獲得した朝原宣治(36)=大阪ガス=が8日、大阪市内にある大阪ガス本社で記者会見し「最後に夢の目標を達成して満足している」と今季限りでの現役引退を正式に表明した。23日のセイコー・スーパー大会(川崎市等々力陸上競技場)がラストレースになる。

 長年、男子短距離の第一人者として日本の陸上界をけん引してきた朝原は4度の五輪に出場。北京ではリレーでアンカーを務め、日本にトラック種目では80年ぶりのメダルをもたらした。朝原は「けがで引退するのではなく、最後まで会心のレースをして選手生活を全うできたのは価値のあること」と話した。
 今後は大阪ガスに残り後進の指導に当たる予定で、休学中だった同大大学院にも復学する。

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2008年9月8日のニュース