北の湖前理事長 辞任は「当然だと思う」

[ 2008年9月8日 19:27 ]

 協会トップの座から降りることを決意した北の湖前理事長(元横綱)は、率直に心境を語った。

 ―辞任を決めたのは。
 「当然だと思う。精密検査で(白露山のA検体が)陽性だった時点から辞職を考えていた。前日、(尿中の大麻成分の)数値が高かったことを確認した。これを受け止めなければならず、そのときは(辞任を)決めていた。自分は理事も辞職するとも申し出た」
 ―白露山は潔白を主張しているが。
 「(精密検査の)結果は真摯に受け止めなければならない。師匠として、親として責任を取るべきだと思った。再検査の必要はない」
 ―6年半あまりの在任中を振り返って。
 「世の中の流れもあっていろんな出来事が起こった。わたしも一生懸命努力しようと思ったが、自分の部屋からそういう力士が出たのは、申し訳なく思っている」
 ―不祥事続きで角界の信頼が揺らいでいるが。
 「(大麻は)やってはいけないこと。ファンの皆さまには本当に申し訳ない。こういうことには常に目を光らせていないといけない。指導が至らず、深く反省している」

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2008年9月8日のニュース